にかにかブログ

にかにかが、経験したことを記録するエッセイです。

無料で言語学習したい人におすすめの言語交換とは?実体験・やり方を紹介!

この記事は、こんな人におすすめ!

  • もっと英語をペラペラに話せるようになりたい!でも留学したり、語学学校や英会話スクールに通うのは高いし、頑張ればオンラインにあるNetflixとか使って喋れるようにならないかな?
  • 英語じゃなくて他の言語を話せるようになりたいけど、どうやって学べばいいんだろう?

 

このように思ったことがある人におすすめなのが、言語交換(langage exchange)です!

 

言語交換とは?

言語交換とは、お互いに学びたい言語を使って会話をすることを指します。例えば、日本語を喋れるようになりたい英語話者と、英語を喋れるようになりたい日本語話者が、30分ずつ英語、日本語で喋ります。

 

言語交換は自分の言語を教える代わりに、相手の言語を学ぶので、無料でやる場合が多いです。私の場合はオンラインで1時間、言語交換パートナーと喋る時間を設けて、最初の30分は日本語、後半の30分は自分が学びたい言語で会話しています。

 

言語交換相手の見つけ方

言語交換の相手の見つけ方は3通りあります。

 

方法1. 大学の国際交流センター・国際交流サークルのイベントに行く

1つ目は、大学生限定の方法、大学の国際交流センターや国際交流サークルのイベントに参加することです。留学生が多い大学では、その大学の人だけが参加可能な国際交流のイベントを開催していることがあります。また、国際交流をするサークルでも、その大学に交換留学に来ている人や、海外の人と会話する機会があるかもしれません。

 

しかし、この方法は、留学生が多く所属する大学でしかできません。そこで、おすすめなのが2番目の方法です。

 

方法2. 英会話カフェ

2つ目の方法は、英会話カフェに行くことです。都内の英会話カフェのランキングもあるので、こちらを参考に、自分に合った英会話カフェに行ってみるといいかもしれません。

 

英語以外の言語で言語交換をしたい人も、英会話カフェに行けば、非英語圏の外国人の方と知り合える可能性があるかもしれません。

 

https://my-best.com/5263

 

方法3. オンラインで言語交換相手を見つける

3つ目の方法は、オンラインで言語交換の相手を見つける方法です。

 

私は、My Language Exchange(マイ・ランゲージ・エクスチェンジ)というサイトで中国語と英語の言語交換相手を一人ずつ見つけ、それぞれの相手と3年以上言語交換を継続しています。

My Language Exchangeの登録画面はこのようになっていて、自分の学びたい言語や、自己紹介を記入します。

 

MyLanguageExchangeの登録画面

MyLanguageExchangeの登録画面

 

このサイトのいいところは、本当に言語交換をしたい人が多いということです。もちろん出会い目的の人もいるとは思います。しかし、他の国際交流系のアプリよりも、もっと真剣に言語を練習したい人が多い印象を持ちました。恋愛要素なく純粋に言語を学びたいという人はMy Language Exchangeをお勧めできます。外国人の恋人を作りたい人はHello Talkがおすすめです。

 

私は、最初は、自分の大学に交換留学に来ている友達と一緒に言語交換をしたかったのですがコロナ禍で全く出会いがありませんでした。しかし、My Language Exchangeで言語交換相手を見つけ、今まで3年以上、週1回、または、月1回のペースでLINEのビデオ通話や、Zoom, Instagramの通話機能などを使って言語交換をしてきました。

言語交換のペースは、マッチした相手と一緒に話し合ってその時々で決めていました。

 

言語交換する時どんな話題を話せばいいの?

言語交換をするときに、多くの人が何を話せばいいのか分からないと不安に感じるかもしれません。でも、普通の友達と話す時と同じで大丈夫です!

  • 最近どうしてるの?
  • 旅行に行く予定はある?
  • 最近どんな漫画読んだ?
  • 期末テストやレポートは多い?

 

もちろん分からない単語や文法について聞くのもOKです!お互いに、言語を学びたいという気持ちがある者同士なので、分からないことも聞きやすいです。相手もどんどん間違うから「間違ったらどうしよう」という不安を抱えることがありません。

 

私も5人くらいとしか言語交換したことがないですが、どの国の人も同じ人間だなと感じています。みんな間違うのが怖いという気持ちもあるけど、間違ったら訂正してほしい。でも、馬鹿にされたくはありません。自分の言い方が合っているか分からず不安そうに話す時は、「大丈夫、その言い方で合っているよ」と言ってあげると自信を持って話してくれます。

 

だから、あなたも、どんなに初歩的な質問をしても相手がバカにしてくることはないと思って良いと思います。万が一、そのような相手に会ってしまったら、その方との言語交換はやめるべきだと思います。

 

逆に、相手の質問や、相手が間違った使い方をしている時は、否定せず、優しく教えてあげましょう。言語交換に限らず、人間関係の基本だと思いますが、相手に良くしてあげれば、相手も相手も自分に良くしてくれるものです。

 

翻訳アプリなどは使っていいの?

もちろん使っても大丈夫です。分からない単語はGoogle翻訳などを使います。お互いがわからない単語や言いたくても言えなかった文や言い回しは、訳や意味、発音をGoogle DocumentやLINEなどに書いておいたり、携帯電話のメモアプリにメモするようにしています。

 

言語交換で教えてもらって会話で使えるようになった英語の言い回し(ちなみにどんな意味かわかりますか?)

  • one in a while
  • pain in the butt
  • feel out
  • go out of the way to do something

 

資格の勉強にも有効?

もちろん有効です。私が、言語交換の相手に、言語の資格の勉強をしていると報告したら、言語交換の相手が資格勉強を手伝うよ!と快く言ってくれたので、リスニング問題を読んでもらったり分からないところを質問したりしています。

 

もちろん本格的な対策や、懇切丁寧に1から語学を教えてもらいたい場合は、iTalkyやCamblyなどがいいかもしれません。どちらも使ったことがないので、なんとも言えませんが、もし、あなたが友達に勉強を教えてもらうノリで勉強したいのなら、言語交換は有効な手段だと思います。

 

言語交換の相手を見つけてよかったこと、メリット

メリット1: 言語力が向上する

1つ目のメリットは、もちろん言語力が向上したこと!私は大学で中国語の授業をとっていたのですが、中国語の先生に、「なんでそんなに発音が正統なの?大学から始めたのになぜそんなに喋れるの?」と驚かれたことがあります。

 

私は、ずっと日本で教育を受けてきたので、外国語を会話で使えるようにする教育は受けてきませんでしたが、言語交換を始めてからは、単語を覚える時も、会話ではどうやってこの単語を使うかな?と意識するようになりました。

 

外国語が喋らないから海外旅行が不安という人は多いと思います。しかし、言語交換をしていれば、言語に対する障壁が本当に低くなるので、すごくおすすめです。

 

メリット2: 言語学習の習慣がつく

2つ目のメリットは、言語学習の習慣がつくことです。大人の中には大学生の時に、第二外国語を学んだけど、それ以降勉強していないから全く喋れなくなったという人もいると思います。しかし、例えば週1で言語交換をしていれば、週に1回は絶対にその言語を使わないといけなくなります。せっかく高い学費を払ったのに喋れなくなっちゃうのはもったい感じがする。かといって使う機会がなくてどんどん喋れなくなるだけ...という方には、言語交換はおすすめです!

 

メリット3: 互いの文化を知ることができる

3つ目のメリットは当たり前に聞こえるかもしれませんが、お互いの文化を知れることです。これからの時代は、同時通訳の技術がもっと発展して、外国語をしゃべる必要は全くなくなると考えている人もいるかもしれません。でも文化はなかなかなくなるものではありません。だから、お互いの文化を知ることは非常に重要です。

 

その土地の文化なんて、教科書や動画を見れば大体わかるよ!と思う人もいるかもしれません。私もそう思っていました。しかし、言語交換をすればもっと深い文化を知ることができます。

 

例えば、私は最近、アメリカ人の言語交換の相手から「黒人はどの地域にいても黒人英語を話す」という話を聞きました。

 

黒人英語というものが存在することは知っていました。しかし、その人の話によると、地域に関係なくどの土地でも黒人は黒人英語しか話さないそうです。しかも白人の喋り方をする黒人は体感5%くらいしかいなくて、黒人が白人の喋り方をしていたら違和感を覚えるくらい珍しいのだそうです。

 

また、最近では大学の宣伝用ポスターなどで、ヒスパニック系、アジア系、ヨーロッパ系、アフリカ系の人種が1人ずつ写っていて仲良さそうに笑い合っている写真が使われることがありますが、あの写真にも違和感を感じるそうです。

 

「黒人英語がある」ということはいろんなインフルエンサーSNSYouTube動画で知ることができます。しかし、生粋のアメリカ人が感じる細かい違和感まで知ることができたのは、すごく学びになりました。

 

このように言語交換は、相手の文化を深く知るのにもとてもおすすめです。海外の企業と取引をしなければいけない場合や、外国人の部下や上司と上手くやっていけないという場合も、言語交換相手にその土地の文化を教えてもらったり相談したりすれば、もっと相手の文化を認めて上手く付き合っていくことができるようになるのではないでしょうか。

 

メリット4:特別な体験ができる

言語交換とはいっても、基本は人対人の関係ですから、普通の友達関係でもそうであるように、仲良くなれば特別な体験をすることができます。(もちろん絶対とはいえない)

 

私の場合は、去年は、中国語の言語交換の相手が日本に旅行に来た際に自分のお家に泊まってもらいました。そしてその後、一緒の飛行機で中国に行って、言語交換相手の実家に泊まらせてもらいました。

 

私にとっては、コロナが明けて(ビザが必要だったけど)やっと中国に旅行に行けるようになった時期でした。そして、相手にとってはちょうど進学前の休みの期間でした。

 

 

また、最近では、英語の言語交換の相手が日本に留学に来ました!

 

言語交換を始めて3年目にして、ようやく対面で会うことができました!日本に来てからは対面でいろんな場所に遊びに行きながら月に1回言語交換をしています。

 

その英語の言語交換の相手は、日本でアルバイトを始めるにあたって「源泉徴収って何?」「面接のアポイントの日本語はこれでおかしくない?」など、私にいろんな相談をしてきてくれます。相手は、初めての日本での生活をネイティブの私に相談しながら対処できるし、私は日本の税制を英語で説明する練習ができました。

 

ただでさえ、頼られたり誰かの役に立てるのは嬉しいものです。日本人なら当たり前に知っているというだけの知識を教えるだけで誰かの役に立てるのは、日本人同士の関係ではなかなか経験しないので、新鮮な喜びだったりします。

 

とは言っても、今挙げた経験は、最初に言語交換を始めた時は全く想像もしませんでした。特にお互いの家に旅行するのは、言語交換を継続してお互いに信頼できる人だと思えたから実現できたと思います。

 

デメリットはある?

正直、私にとってデメリットを感じたことはありません。ビジネス英語を本気で学ばなければいけないというわけでもなかったですし、英語の資格試験で高得点を取る必要もありませんでした。

 

私は、大学生で時間がたくさんあるので、サラリーマンみたいに、貴重な休みの時間を使ってできるだけ効率よく語学の勉強をしなければいけないわけでもありませんでした。

 

運良く性格が合う良い同性の相手に出会えたので、オンラインで知り合うとは言っても、詐欺や性的トラブルなども特にありませんでした。

 

しかしこれは、私ひとりの感想にすぎません。言語交換を多くの人にお勧めしたいけど、もし何かトラブルがあったら私は責任が取れません....。インターネットの情報全てに言えますが、鵜呑みにせずに自分に合ったやり方を探してくださいね。

 

 

特に、以下に当てはまる人は、ぜひ言語交換を検討してくださいね。

  • 言語学習の習慣をつけたい
  • 無料で外国語の会話を練習したい
  • 海外の友達(または恋人)が欲しい
  • 一度学習した言語を忘れないようにしたい
  • 留学や語学学校に行くまとまった時間が取れない
  • AIと会話練習できるアプリも良いけど、人間と会話練習したい
  • どうせ大学に高い学費を払って第二外国語を学ぶなら喋れるようになりたい
  • 海外旅行や海外移住したくなった時に、「言語ができない」という言い訳をして諦めたくない

 

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