にかにかブログ

にかにかが、経験したことを記録するエッセイです。

東京都のお金持ち家庭と友達だった中流家庭の幼稚園生の生活とは?!

はじめに

私は、2001 年生まれである。2004年から2007年に都内のお金持ちが集まる幼稚園に通っていた。その時の思い出を記しておきたい。

イースター

私の母親は工作が得意ではない。幼稚園の頃、イースターのイベントがあった。私の幼稚園はキリスト教の幼稚園だったので、キリスト教のイベントが行われていた。

毎年ではなかったが、その年、先生たちは、イースターのイベントのために、母親に子供に対するプレゼントを作らせた。先生たちは、親から子供へのプレゼントを通じて、キリスト教の文化を体験させたり、親子の絆を確かめたりさせる意図があったのだと思う。

 

子供は教室に集められ、庭に隠された自分あてのメッセージを探しに行くことになった。クラスメイトあてのメッセージは、鉄棒にぶら下がっていたり、ブランコにくくりつけてあったりした。私の母親のメッセージは、庭にあった小屋の裏の壁にセロテープで貼ってあった。

 

それを開けると中には、母親からのメッセージが入っていた。私はその中に何が書かれていたのか覚えていない。私が覚えているのは、自分の母親が作ったメッセージが他の人のメッセージに比べて、クオリティが低かったということだけである。

 

私の母親が制作したメッセージカードは、B5サイズくらいの横長の茶色の封筒に入っていた。メッセージカードは何やら固めの紙で作られており、紙やカラフルな木のチップなどで縁が飾り付けられていた。真ん中には丁寧な母親の文字でメッセージが書かれていた。そこまで覚えているのに内容は覚えていない。おそらく当たり障りのない内容だったのだろう。

 

私は自分の母親が、まず他の子と比べて捻った場所に隠していなかったことにもちょっと不満だった。壁に貼るならもうちょっと分かりづらい小屋の天井の裏側とかに貼ればいいのに、「分かりにくすぎても探すのが面倒くさいだろうからまあここでいいか」という意図が見え透いているような、分かりやすい場所に貼り付けていたのだ。自分のメッセージがどこに貼ってあるんだろう!とワクワクした期待を裏切られたような気持ちがして少しだけ残念な気持ちになった。

 

教室に戻って、他の人のメッセージを見渡してみると、自分より凝ったメッセージカードを作っている人もいた。私が記憶しているのは親友のメッセージカードだ。カードは小さいが2つおりになっていて、開くと非常に写実的な美しいケーキの絵が飛び出すのだ。メッセージの内容もちょっと感動するようなメッセージでその友達の親からその友達への愛を感じてしまい私の親から私への愛の強さと比べてしまった。

 

消化器の使い方

幼稚園では消防士の人が来て、消化器の使い方を説明してくれた。子供は力が足りないから、お尻でレバーを踏んづけると良いという話を聞いた時に、そんなことをしたらどこに噴射しているのか分からなくて全然火が消せないのではないかと思った。

 

イカ割り

近くの家で、スイカ割りをすることになった。私は、周りの声をよく聞いて、スイカを割れる完璧な場所にたどり着いた。そして、スイカに棒を叩きつけた。棒はスイカに当たって、2,3回バウンドした。そう、割れなかったのだ。ヒビが入るということもなかった。その後私よりも2歳年下誰かの妹がやった時にはスイカにヒビが入った。2歳上の私よりも力があるという事実はみんなを沸き立たせた。私はその子が輝くための引き立て役にしかなれなかったという事実に悔しくて泣いた。泣かなかったかもしれないが、かなり悔しかった。

 

K.けい

けい君という2歳上のお兄ちゃんがいた。とてもかっこよかった。お母さんはとても美人だった。家は、小洒落たアパートの2回にあった気がする。私の兄はよくけい君に追いかけられていたから、足が速くなったんだみたいなことを言っていた気がする。けい君とお兄ちゃんたちはポケモンカードで遊んでいた。私はそれを近くで見ていた。他にもお兄ちゃんの友達の妹がいて、妹分は妹分でピアノを弾いたりお兄ちゃんたちのポケモンカードの対戦の様子を観察していたりした。けい君はサッカーの教室に通っていて、体も大きめで、爽やかな顔つきをしていた。自分が爽やかな顔つきが好みになったきっかけかもしれない。



選ばれた人

私は、ページェントの最後の歌を歌う人に選ばれた。なぜ選ばれたのか分からない。しかし、選ばれた人を見てみると、一人で歌うことに耐えうる精神や、自分の出番を忘れないようなしっかりした精神を持ち合わせた人だった気がする。もしかしたら4月生まれというだけで選ばれたような気がする。幼稚園生の1歳の差は非常に大きいからである。それでもかなり嬉しかった。3人だけが、選ばれて、特別なレッスンをしたりした。みんなで遊んでいる時に先生に呼ばれて電子ピアノの前で練習した。堂々と緊張せずに歌った気がする。どうだ選ばれた私の歌を聞け、と言わんばかりに。

 

とーま

その3人の中にとーまもいた気がする。とーまは私のお気に入りの人だった。今でももっとも友達でいたいなと思うような人だ。彼は、1歳上のお兄さんがいた。てっぺーという。2人とも名前がかっこいいなと思っていた。それもかなりかっこいいなと思って、いつも彼らの名札を眺めていた。とーまは、今でも会えたら会いたいと思うくらいには気に入っていた。精神年齢が高くて、物事を達観してみている感じがしたからだ。

 

とうま

もう一人、とうまという人もいた。2人でとうまという名前をしていた。2人はよく一緒に遊んでいた。とうまのお母さんは図書館で働いていたが、とうまと顔が本当によく似ているから、毎回見かけるたびに、すごく似ているな、と思いながら図書館を利用させていただいている。

 

とうまも精神年齢が高かった。(とーまもとうまも4月とかに生まれたから、他の子よりも精神年齢が高く見えただけかもしれない。幼稚園生の1年なんてすごい差だから。)

体育の時間に室内サッカーをしていた時に、他の全員みたいにボールに一目散に群がりに行くのではなく、1人、ボールが出てきた時にシュートできる位置にいた。体育の先生もすごく褒めていたし、私もとても感心した。

 

こーしろー

こーしろーくんは大きな家に住んでいる。お父さんにはちょびひげがある。お母さんもお父さんも厳しそうな雰囲気を漂わせていて、こーしろーくんもあまり笑わないが頭の切れる少年であった。

 

Rくん

Rくんは、とてもお淑やかなであまり喋らない性格だった。Rくんは腕に大きなほくろがあって、白い肌によく映えて美しいチャームポイントだった。非常におとなしくて、可愛い。お姉ちゃんも可愛い人だった。お姉ちゃんはすぴかという。今でも覚えているくらい美しい名前だ。星の名前の幼稚園によく似合う名前だった。

 

幼稚園の自由研究

自由研究みたいなことがあった。自由研究は、親の作品展示会みたいだった。親が作ったんだろうなと思うような作品がたくさん並ぶのだ。特にごごかったのは迷路である。ボール紙で作られたお大きい迷路は、ビー玉を転がして遊ぶ。ビー玉がどこにあるか分からないから、ゴールまでいろんな方向に迷路を傾けるのだ。無事にビー玉が出て来るか分からない不安を抱えながらビー玉が出てくると、より感動するのだ。だから非常に面白い作品だった。それに、展示するだけななくて、実際におもちゃとしても遊べるという点で魅力的だった。

 

マグカップ

卒園記念にマグカップを作ることになったのだという。私の母は、みんなもっと綺麗な字を書いているとかなんとか言って、何回も私に書き直しをさせた。でも出来上がったマグカップを見たら、大体みんなきったない時をしていた。そりゃそうだ。だって、みんな幼稚園生なのだ。習字を習っていると言ってた子でも汚かった。そりゃそうだ。みんなサインペンで描かなければいけなかったのだから。

 

母親が世間体を気にして、子供に理不尽を強いていたとてもいい例だと思う。

 

No, Thank you.

私は、年上を泣かせた。公園で、遊具に乗って遊んでいた。その子がすごい勢いで漕ぐので、私は嫌になってしまった。私が先に泣いたのかもしれないし、ものすごく嫌な顔をしたのかもしれないし、その子に向かって何か行ったのかもしれない。

その子は、泣き出してお母さんのところに行ってしまった。私は平気な顔をしてそれを眺めていた。すると自分の両親が私の元に来て、どうしたのかと事情聴取した。なんで泣かせたのか、とか聞いたのだと思う。でも私は、知らない、といった。その時は本当になぜその子が泣いているのか理解できなかったからだ。その子が私に親切心でやったことは私にとって全然嬉しくなかったから、私は素直に嬉しくないということをその子に伝えたまでだ。今になって思うが、そういう時は、Noだけではなく、Thank youも付け加えないといけないのだということを学んだ。

 

ピアノ

幼稚園で、お化け屋敷をすることになった。なぜか分からないけど、そうなのだ。そして、ピアノを弾いている女の子がいた。私は思った。彼女は、意味のわからないお化けの役をせずに、ピアノの演奏という特権を与えられているのだと。ピアノができる人が羨ましいと思った。私もああなりたいと思った。悔しいと思った。

 

私は一貫して悔しがりなのだ。

 

誕生日パーティー

お友達はよく誕生日パーティーをしていた。友達の母親は非常に面白い人で、ニョッキを手作りしたり、プレゼントが隠してある場所の探し当てゲームをしたりした。多くの人が遊びに来て、5家族分くらいが招待されて、みんなで遊んだ。

子供は子供だけで遊ぶし、大人は大人でテーブルに集まって何やら話し込んでいた。今になって思うが、多分話すのも話すので非常に大変なんだろうと思う。その大人の中にお兄ちゃんの友達のお母さんがいた。

 

星に願いを、を友達と私の2人に歌ってくれた。オペラみたいな歌い方だった。あたりは暗く、照明はオレンジの照明が3つほどついているだけで、まるで舞台のスポットライトのようだった。オペラの舞台になったそのリビングは本当に美しくて、私はそのお母さんの虜になった。今でも、将来、よその子供に美しい歌声で星に願いを、を歌えるようなお母さんになりたいと思った。

 

そのお母さんは黒い瞳に黒い癖毛気味の神をしていて、いつも明るくて、大胆に笑って、子供も大人も和ませてくれる人だった。中東とのハーフなのかと思うようなくっきりした二重と、丸みを帯びた鷲鼻は、魅力的な雰囲気を醸し出していて、私の憧れだった。



とっくん

とっくんは、少し発達障害のある子供だったみたいだ。でもそれは後になってわかってことで、私にとってはゲーム好きのとても人懐っこい可愛い同期だった。お母さんは美人だ。インドに赴任していたこともある。ペットも一緒にインドに連れて行っていたのが印象的だ。犬専用の場所があって、子供たちがとっくんの家に遊びにった時は、犬と一緒にそこに潜り込んで遊んでいた。

 

とっくんの家は大きくて、一人っ子なのに、女の子が好きそうな缶バッジを作るおもちゃや、女の子向けのパソコンのゲームもあった。もしかしたら、女の子男の子関係なくいろんなおもちゃを使わせてあげるという方針だったのかもしれない。IKEAに売っているチョークと黒板があって、トランポリンもあった。天井は、星の絵が書いてあって、電気を消すとそれが、ぼんやりと浮き上がる夢のような場所だった。

 

私はどの部屋で遊んでいた時に鼻血を出したことがある。

 

Wiiで遊んでいた。とっくんの誕生日会は、本当にいつも楽しかった。私自身はあまり誕生日会を開いた感じがしないし開いたとしても小さなマンションに何人かを呼んでできあいのケーキを食べただけだ。

 

 

まとめ

最近、東京のマンションの値段は平均で1億円を超しているというニュースを見た。平均が億ションというのはNHKのニュースセブンでもやっていたほどだ。もう、あの頃みたいな遊び方はできないのかもしれない。あれは本当に幸せだった。自分の人生そんな素敵な記憶があるというがうれしいい一方で、それらの記憶は、すべてそのお金持ちの友達がいたからだという現実を知らされる。それも親がやりとりをしていたからであって、私の力ではない。自分の力でそういう誕生日パーティーができるようにお金を稼がないといけないなと思うのであった。



 

無料で言語学習したい人におすすめの言語交換とは?実体験・やり方を紹介!

この記事は、こんな人におすすめ!

  • もっと英語をペラペラに話せるようになりたい!でも留学したり、語学学校や英会話スクールに通うのは高いし、頑張ればオンラインにあるNetflixとか使って喋れるようにならないかな?
  • 英語じゃなくて他の言語を話せるようになりたいけど、どうやって学べばいいんだろう?

 

このように思ったことがある人におすすめなのが、言語交換(langage exchange)です!

 

言語交換とは?

言語交換とは、お互いに学びたい言語を使って会話をすることを指します。例えば、日本語を喋れるようになりたい英語話者と、英語を喋れるようになりたい日本語話者が、30分ずつ英語、日本語で喋ります。

 

言語交換は自分の言語を教える代わりに、相手の言語を学ぶので、無料でやる場合が多いです。私の場合はオンラインで1時間、言語交換パートナーと喋る時間を設けて、最初の30分は日本語、後半の30分は自分が学びたい言語で会話しています。

 

言語交換相手の見つけ方

言語交換の相手の見つけ方は3通りあります。

 

方法1. 大学の国際交流センター・国際交流サークルのイベントに行く

1つ目は、大学生限定の方法、大学の国際交流センターや国際交流サークルのイベントに参加することです。留学生が多い大学では、その大学の人だけが参加可能な国際交流のイベントを開催していることがあります。また、国際交流をするサークルでも、その大学に交換留学に来ている人や、海外の人と会話する機会があるかもしれません。

 

しかし、この方法は、留学生が多く所属する大学でしかできません。そこで、おすすめなのが2番目の方法です。

 

方法2. 英会話カフェ

2つ目の方法は、英会話カフェに行くことです。都内の英会話カフェのランキングもあるので、こちらを参考に、自分に合った英会話カフェに行ってみるといいかもしれません。

 

英語以外の言語で言語交換をしたい人も、英会話カフェに行けば、非英語圏の外国人の方と知り合える可能性があるかもしれません。

 

https://my-best.com/5263

 

方法3. オンラインで言語交換相手を見つける

3つ目の方法は、オンラインで言語交換の相手を見つける方法です。

 

私は、My Language Exchange(マイ・ランゲージ・エクスチェンジ)というサイトで中国語と英語の言語交換相手を一人ずつ見つけ、それぞれの相手と3年以上言語交換を継続しています。

My Language Exchangeの登録画面はこのようになっていて、自分の学びたい言語や、自己紹介を記入します。

 

MyLanguageExchangeの登録画面

MyLanguageExchangeの登録画面

 

このサイトのいいところは、本当に言語交換をしたい人が多いということです。もちろん出会い目的の人もいるとは思います。しかし、他の国際交流系のアプリよりも、もっと真剣に言語を練習したい人が多い印象を持ちました。恋愛要素なく純粋に言語を学びたいという人はMy Language Exchangeをお勧めできます。外国人の恋人を作りたい人はHello Talkがおすすめです。

 

私は、最初は、自分の大学に交換留学に来ている友達と一緒に言語交換をしたかったのですがコロナ禍で全く出会いがありませんでした。しかし、My Language Exchangeで言語交換相手を見つけ、今まで3年以上、週1回、または、月1回のペースでLINEのビデオ通話や、Zoom, Instagramの通話機能などを使って言語交換をしてきました。

言語交換のペースは、マッチした相手と一緒に話し合ってその時々で決めていました。

 

言語交換する時どんな話題を話せばいいの?

言語交換をするときに、多くの人が何を話せばいいのか分からないと不安に感じるかもしれません。でも、普通の友達と話す時と同じで大丈夫です!

  • 最近どうしてるの?
  • 旅行に行く予定はある?
  • 最近どんな漫画読んだ?
  • 期末テストやレポートは多い?

 

もちろん分からない単語や文法について聞くのもOKです!お互いに、言語を学びたいという気持ちがある者同士なので、分からないことも聞きやすいです。相手もどんどん間違うから「間違ったらどうしよう」という不安を抱えることがありません。

 

私も5人くらいとしか言語交換したことがないですが、どの国の人も同じ人間だなと感じています。みんな間違うのが怖いという気持ちもあるけど、間違ったら訂正してほしい。でも、馬鹿にされたくはありません。自分の言い方が合っているか分からず不安そうに話す時は、「大丈夫、その言い方で合っているよ」と言ってあげると自信を持って話してくれます。

 

だから、あなたも、どんなに初歩的な質問をしても相手がバカにしてくることはないと思って良いと思います。万が一、そのような相手に会ってしまったら、その方との言語交換はやめるべきだと思います。

 

逆に、相手の質問や、相手が間違った使い方をしている時は、否定せず、優しく教えてあげましょう。言語交換に限らず、人間関係の基本だと思いますが、相手に良くしてあげれば、相手も相手も自分に良くしてくれるものです。

 

翻訳アプリなどは使っていいの?

もちろん使っても大丈夫です。分からない単語はGoogle翻訳などを使います。お互いがわからない単語や言いたくても言えなかった文や言い回しは、訳や意味、発音をGoogle DocumentやLINEなどに書いておいたり、携帯電話のメモアプリにメモするようにしています。

 

言語交換で教えてもらって会話で使えるようになった英語の言い回し(ちなみにどんな意味かわかりますか?)

  • one in a while
  • pain in the butt
  • feel out
  • go out of the way to do something

 

資格の勉強にも有効?

もちろん有効です。私が、言語交換の相手に、言語の資格の勉強をしていると報告したら、言語交換の相手が資格勉強を手伝うよ!と快く言ってくれたので、リスニング問題を読んでもらったり分からないところを質問したりしています。

 

もちろん本格的な対策や、懇切丁寧に1から語学を教えてもらいたい場合は、iTalkyやCamblyなどがいいかもしれません。どちらも使ったことがないので、なんとも言えませんが、もし、あなたが友達に勉強を教えてもらうノリで勉強したいのなら、言語交換は有効な手段だと思います。

 

言語交換の相手を見つけてよかったこと、メリット

メリット1: 言語力が向上する

1つ目のメリットは、もちろん言語力が向上したこと!私は大学で中国語の授業をとっていたのですが、中国語の先生に、「なんでそんなに発音が正統なの?大学から始めたのになぜそんなに喋れるの?」と驚かれたことがあります。

 

私は、ずっと日本で教育を受けてきたので、外国語を会話で使えるようにする教育は受けてきませんでしたが、言語交換を始めてからは、単語を覚える時も、会話ではどうやってこの単語を使うかな?と意識するようになりました。

 

外国語が喋らないから海外旅行が不安という人は多いと思います。しかし、言語交換をしていれば、言語に対する障壁が本当に低くなるので、すごくおすすめです。

 

メリット2: 言語学習の習慣がつく

2つ目のメリットは、言語学習の習慣がつくことです。大人の中には大学生の時に、第二外国語を学んだけど、それ以降勉強していないから全く喋れなくなったという人もいると思います。しかし、例えば週1で言語交換をしていれば、週に1回は絶対にその言語を使わないといけなくなります。せっかく高い学費を払ったのに喋れなくなっちゃうのはもったい感じがする。かといって使う機会がなくてどんどん喋れなくなるだけ...という方には、言語交換はおすすめです!

 

メリット3: 互いの文化を知ることができる

3つ目のメリットは当たり前に聞こえるかもしれませんが、お互いの文化を知れることです。これからの時代は、同時通訳の技術がもっと発展して、外国語をしゃべる必要は全くなくなると考えている人もいるかもしれません。でも文化はなかなかなくなるものではありません。だから、お互いの文化を知ることは非常に重要です。

 

その土地の文化なんて、教科書や動画を見れば大体わかるよ!と思う人もいるかもしれません。私もそう思っていました。しかし、言語交換をすればもっと深い文化を知ることができます。

 

例えば、私は最近、アメリカ人の言語交換の相手から「黒人はどの地域にいても黒人英語を話す」という話を聞きました。

 

黒人英語というものが存在することは知っていました。しかし、その人の話によると、地域に関係なくどの土地でも黒人は黒人英語しか話さないそうです。しかも白人の喋り方をする黒人は体感5%くらいしかいなくて、黒人が白人の喋り方をしていたら違和感を覚えるくらい珍しいのだそうです。

 

また、最近では大学の宣伝用ポスターなどで、ヒスパニック系、アジア系、ヨーロッパ系、アフリカ系の人種が1人ずつ写っていて仲良さそうに笑い合っている写真が使われることがありますが、あの写真にも違和感を感じるそうです。

 

「黒人英語がある」ということはいろんなインフルエンサーSNSYouTube動画で知ることができます。しかし、生粋のアメリカ人が感じる細かい違和感まで知ることができたのは、すごく学びになりました。

 

このように言語交換は、相手の文化を深く知るのにもとてもおすすめです。海外の企業と取引をしなければいけない場合や、外国人の部下や上司と上手くやっていけないという場合も、言語交換相手にその土地の文化を教えてもらったり相談したりすれば、もっと相手の文化を認めて上手く付き合っていくことができるようになるのではないでしょうか。

 

メリット4:特別な体験ができる

言語交換とはいっても、基本は人対人の関係ですから、普通の友達関係でもそうであるように、仲良くなれば特別な体験をすることができます。(もちろん絶対とはいえない)

 

私の場合は、去年は、中国語の言語交換の相手が日本に旅行に来た際に自分のお家に泊まってもらいました。そしてその後、一緒の飛行機で中国に行って、言語交換相手の実家に泊まらせてもらいました。

 

私にとっては、コロナが明けて(ビザが必要だったけど)やっと中国に旅行に行けるようになった時期でした。そして、相手にとってはちょうど進学前の休みの期間でした。

 

 

また、最近では、英語の言語交換の相手が日本に留学に来ました!

 

言語交換を始めて3年目にして、ようやく対面で会うことができました!日本に来てからは対面でいろんな場所に遊びに行きながら月に1回言語交換をしています。

 

その英語の言語交換の相手は、日本でアルバイトを始めるにあたって「源泉徴収って何?」「面接のアポイントの日本語はこれでおかしくない?」など、私にいろんな相談をしてきてくれます。相手は、初めての日本での生活をネイティブの私に相談しながら対処できるし、私は日本の税制を英語で説明する練習ができました。

 

ただでさえ、頼られたり誰かの役に立てるのは嬉しいものです。日本人なら当たり前に知っているというだけの知識を教えるだけで誰かの役に立てるのは、日本人同士の関係ではなかなか経験しないので、新鮮な喜びだったりします。

 

とは言っても、今挙げた経験は、最初に言語交換を始めた時は全く想像もしませんでした。特にお互いの家に旅行するのは、言語交換を継続してお互いに信頼できる人だと思えたから実現できたと思います。

 

デメリットはある?

正直、私にとってデメリットを感じたことはありません。ビジネス英語を本気で学ばなければいけないというわけでもなかったですし、英語の資格試験で高得点を取る必要もありませんでした。

 

私は、大学生で時間がたくさんあるので、サラリーマンみたいに、貴重な休みの時間を使ってできるだけ効率よく語学の勉強をしなければいけないわけでもありませんでした。

 

運良く性格が合う良い同性の相手に出会えたので、オンラインで知り合うとは言っても、詐欺や性的トラブルなども特にありませんでした。

 

しかしこれは、私ひとりの感想にすぎません。言語交換を多くの人にお勧めしたいけど、もし何かトラブルがあったら私は責任が取れません....。インターネットの情報全てに言えますが、鵜呑みにせずに自分に合ったやり方を探してくださいね。

 

 

特に、以下に当てはまる人は、ぜひ言語交換を検討してくださいね。

  • 言語学習の習慣をつけたい
  • 無料で外国語の会話を練習したい
  • 海外の友達(または恋人)が欲しい
  • 一度学習した言語を忘れないようにしたい
  • 留学や語学学校に行くまとまった時間が取れない
  • AIと会話練習できるアプリも良いけど、人間と会話練習したい
  • どうせ大学に高い学費を払って第二外国語を学ぶなら喋れるようになりたい
  • 海外旅行や海外移住したくなった時に、「言語ができない」という言い訳をして諦めたくない

 

※注意事項

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またここに記載した内容は全て私個人の見解です。

 

新しい友達

最近新しい友達ができた。

 

私にとっての友達とは、2、3回は遊びに行ったことがあり、かつ正式に付き合っている恋人や血縁関係の人以外の人のことを指す。

 

新しい友達は、大学の文学系の学部を出て、その後医療系の専門学校に通っている。大学を卒業してから専門学校に通う人はなかなか珍しいと思う。仮にその友達を向日葵さんと呼ぶことにする。

 

向日葵さんとは、イベントで知り合った。イベントの詳細を話すとなかなかに個人を特定されてしまうので、大雑把に説明すると、有名な方が来てありがたい話をしてくれるというものである。講演の後には、参加者同士で懇談をする時間も設けられていた。

 

懇談の時間があるのは、イベントの後の恒例行事と言っても過言ではない。しかし私はかなりこの時間が億劫だった。なぜなら、懇談中に、インスタグラムやFacebookやLINEを交換することがままあるのだが、大体の人とは繋がったきり連絡を取ることが2度とないからである。

 

その日も「ああ、懇談の時間になってしまったな」と面倒臭い気持ちでその時間を迎えていた。正直、「私はこの後用事があるので」と主催者に一言残してすぐにその場を立ち去ることができる人が羨ましかった。なぜなら私は、バカがつくほどの正直者で、本当に用事がないと、「この後用事があって...」という言い訳すらも言うことができなからである。かといって、イベント終了の後にわざわざ用事を作るほどでもない。結局その日も、「普段知り合うことのない人と話すいい機会だから」と自分に言い聞かせ、その場に残ることにした。

 

 

そんな姿勢で残っているものだから、話をしていても、「この人と2度と連絡の取ることはないんだろうなー」とぼんやり考えていたし、「連絡先を交換しましょう」と言っても「いいですよ!(2度と連絡を取ることもない)連絡先を交換しましょう!」と思っていた。

 

私は2-3人と喋って満足してしまった。会話が一区切りして、会話相手が、他の人とも喋りたいからと自分の元を離れていった。

 

私は、ひとりぼっちになりつつあることに焦りを感じつつも、まだまだ会場の人々が空きもせずに喋っているのを遠い目で眺めていた。とは言っても一人でぼーっと立っているわけにもいかず、ふとテーブルの上に準備されたお菓子を物色することにした。

 

テーブルの上にはハッピーターンやポッキーなどの普通のお菓子に混ざって、大手まんぢゅうが置かれていた。大手まんぢゅうは岡山県の有名な和菓子で、ちょうど良い甘さのこし餡が半透明の薄い生地で覆われているお饅頭である。(岡山に行った際はぜひ食べていただきたい)

 

www.ohtemanjyu.co.jp

 

私は親が岡山出身ということもあり、岡山県には時々帰省していた。その当時も岡山県に帰省して大手まんぢゅうを買ったばかりだった。自分の大手まんぢゅう熱が高い時に、たまたま行ったイベント会場に大手まんぢゅうが用意されていたものだから、私の心が弾んだのも納得だった。

 

誰か岡山県にゆかりのある人物がこの会場に紛れているのだろうかとぼんやり思いながら、意気揚々と大手まんぢゅうに手をつけた。

 

私が大手まんぢゅうに手をつけた理由は、もう一つある。それは、食べ物を食べていると人と会話する必要がないという理由である。「私は今、ひとりぼっちなのではなく、ただ、お菓子を食べるのに忙しいんですよ。決してひとりぼっちではないんですよ」と、アピールすることができる。誰に説明するわけでもないが、ああいうソーシャルな場ではそういう風に思っていないと心が折れそうなのである。

 

かなり嬉しい気持ちで大手まんぢゅうを頬張っていると、テーブルの近くにも、誰とも話していない女性が1人いた。その女性が向日葵さんだ。目が合ってしまったので、無視するわけにもいかなかったり、大手まんぢゅうのせいでかなりご機嫌だったので「食べますか?」とかなんとか話しかけてしまった。お菓子を食べながら、今学生なのか、とか、なぜこのイベントに参加したのか、みたいな話をした。

 

 

向日葵さんともだいたい基本的な話をし終わってしまった。しかし、大手まんぢゅうのおかげでご機嫌だった私は、「こういうイベントで連絡先を交換しても、その後連絡取ることなんてほとんどないんですよね。ちょっと勿体無いですよねェ〜」と、本音を暴露していた。

 

そしたら向日葵さんも「勿体無いですよね!前にイベントに参加した時に知り合った人とも、それっきり会っていないんですよ!」とかなりの感度で共感してくれた。だから、私も、以前どんなイベントに参加したんですか?などと、また話を弾ませてしまった。気づけば、かなり話し込んでしまい、懇談の時間も終了した。

 

懇談の時間が終わって、正式に解散となったため、私はそそくさと会場の出口へ向かった。この時点でしゃべり疲れて、かなりお腹が空いていたので、近くで適当なご飯を取りたいと思っていたのだ。すると向日葵さんが、出口を出たところで、「どちらから帰りますか?」と聞いてくれた。気づくと私は、「帰るのは、最寄りの駅からなんですけど、実は今ご飯食べたくて...。よかったら一緒に食べます?」と言っていた。

 

言ってしまってから、「やってしまった。」と思った。「嘘ついて帰るふりすればよかったのに」と思った。器用に嘘がつけないものだから、こんなことになってしまうのだ、と自分を少し責めたりもした。しかし、言ってしまったことは取り消せない。せっかく声をかけてくれたのだし、まあこんなことがあってもいいだろうと自分を元気づけて、向日葵さんと一緒に駅構内のご飯屋さんを物色した。

 

パスタや中華などなんでも食べられそうな良さげな店を見つけた。私はとにかくお腹が空いていたので、腹が膨れそうなナポリタンと飲み物を頼んだ。ナポリタンと一緒にタバスコとチーズも運ばれてきた。向日葵さんは夜に家で正式な夜ご飯を食べるらしく、5つほどの小さい水餃子と飲み物を頼んだ。水餃子にはすでに醤油らしき液体がかかっておりそのまま食べられそうな感じだった。

 

向日葵さんは、水餃子にタバスコとチーズをかけた。

 

私がそれに気づいたのはだいぶ時間が経ってからだった。向日葵さんは5つほどあった水餃子を既に3つほど食べていた。注意には遅すぎるし、「あなた、水餃子にタバスコとチーズかけちゃってるよ笑笑笑」と注意するほどの仲でもなかった。今後会わないかもしれない人だ、と思い直し、見なかったことにした。たわいもない会話をしながら適当に食事の時間を潰していた。

 

食事を済ませて、駅に戻り、「私はこっちだから。それじゃあ、またね」と言った。そしたら向日葵さんは、「今度どこか行こう、どこかいきたいところある?」と聞いてきた。私が返答に困っていて「登山とか好き?」と聞いてくれたのかもしれない。もう覚えていない。でも30秒後には今度登山をすることが決定していた。気づいた時にはLINEを交換していたし、帰りの電車で「今度登山行こうね」と、メッセージを送っていた。

 

 

2回目に向日葵さんに会った時は、私が高尾山の売店で水を買って、売店から出てきた時だった。

 

出会って2回目に高尾山に行ったことがある人はどのくらいいるのだろうか。とにかく高尾山で私たちは再開した。

 

私は、かなり歩くのが早い方だったので、向日葵さんを多少置いてけぼりにしながら、完全にはおいてけぼりにすることなく時々会話をしながら山頂に登った。途中でおにぎり休憩をしながら1時間半ほどで山頂に到着した。

 

山頂は、外国人観光客やカップルや、複数人で散歩に来た人、年配のご夫婦などでごった返していた。蕎麦屋の行列に並んで蕎麦を食べた。その後、逆光で白飛びした背景に2人並んで写真を撮った。

 

山頂からケーブルカー乗り場までは体感10分くらいだった。ケーブルカーに乗ると、座っているだけですぐに登山口に辿り着いてしまった。もし、読者の中に、高尾山に行って、ケーブルカーを使おうなどと企んでいる人がいたら一言言いたい。往復をしていいのは膝が痛い人や体力がない人、大荷物を運ばなければいけない人だけだ。健康な方には、是非とも1時間半しっかり歩いていただきたいものだ。そうしないと高尾山が全然楽しくない。

 

高尾山を出て中央線に乗って新宿に帰った。新宿でカフェを探した。カフェでトマトパスタを頼んだ。向日葵さんはケーキを頼んだ。この前もトマト系のパスタを食べたなとぼんやり思いながらもパスタを食べた。向日葵さんはその後用事があるらしく、私はせっかく新宿に遊びに来たからと思い、一人でカラオケに行くことにした。

 

カラオケを出るとラインが来ていて、「今度また遊びに行こう」ということだった。私の定義では、友達は、2-3回遊びに行く仲であるため、向日葵さんは友達と認めざるを得ない。

 

3回目に向日葵さんと会ったのは、新大久保の駅だった。私は高尾山に登った頃には、「せっかくできたお友達なので、もっと交友関係を続けていこう」という気になっていた。お友達の良いところは、独りでやる勇気がないことを一緒にやって、楽しさや大変さを分かち合えるところだ。一緒に高尾山に登ってもお互いに嫌な部分があまりなかったので、向日葵さんとは、楽しさや大変さを分かち合うことができそうだと思っていた。

 

その当時、私は、SNSで見たカンジャンケジャンを一度でいいから味わってみたかった。だから、向日葵さんにその旨をLINEで伝え、新大久保でカンジャンケジャンが食べられるお店をGoogle Mapや食べログで探して予約していたのだ。

 

新大久保で落ち合った後に、向日葵さんと一緒にそのお店に入った。KpopアイドルのYouTube動画が永遠に流れていて、オシャレな内装にテンションが上がった。カンジャンケジャンデビューをするのにふさわしいとすら思った。ちょっと高いなァと思いつつ、カンジャンケジャンの他にエビのチーズフォンデュや、ソルロンタンを頼んだ。食べ物の値段も高めだったので、私たちはテーブルにあった水を飲んでいた。

 

ちなみに、肝心のカンジャンケジャンは、甲殻類特有の成分で下がヒリヒリした。あと、思ったより味が濃かった。そして、食べられる部分が少ないなあと思った。大体すごく食べてみたいものとか、すごく欲しいものというのは実現した時に「こんなものか」と思ってしまうものだ。何万回も「こんなものか」と思ってきた経験があることを知っているのに、その日も「こんなものか」が増えただけだった。

 

ご飯を食べ終わって、まだ帰るには早いと思ったのか、ちょっと街を散歩したいとのことだったので、新大久保の大通りを歩いた。ちょっとお店に入ってみたり、目に入った店の特徴を口に出したりしてみた。途中にオレオアイスの店があって、オレオアイスを食べた。

 

アイスも食べたし、さあ解散だと思った。駅に着いて、さあそれぞれの電車に乗るぞと思った。向日葵さんと私は反対方向だったので、山手線のプラットフォームで電車を待った。向日葵さんお方面の電車が来たので、「じゃあね」と言おうとした。そしたら、向日葵さんは、私に相談を始めた。

 

「にかにかちゃんは付き合っている人とかいる?」

「(急に恋バナ?!どうしたんだ?!)うん、いるよ」

「付き合う人に対して何か条件とかあったりする?」

「(今急に言われても困るなあ)うーん、あったかなー。結構前に付き合い始めたから覚えてないかも」

「実は私今いい感じの人がいるんだけど、以前の恋愛でちょっとトラブルがあって...」

 

恋バナが始まってしまった、と思った。同時に繰り出される衝撃に事実に呆気に取られた。向日葵さんが恋愛に興味があるという事実、いい感じの人がいるという事実、次から次へと繰り出される過去のトラブル。いつ帰るつもりなのかなと頭の片隅で感じながらも、話を聞いていた。

 

向日葵さんの過去の話は、私が勝手に話して良いことではないのでここでは伏せさせていただくが、私が、自分の過去を話してもいいと思える対象になったことは素直に嬉しかった。

 

 

その後も向日葵さんとは、連絡をとっていて、先日は、銀座のGUCCIの屋上で開催されていた展示を見に行った。展示を見に行った帰りに、寄ったカフェで、向日葵さんは、「私辛いのが好きで、なんでもタバスコかけるのが好きなんだよね」という話をしたので、私は、「初めて会った時に、醤油がかかった水餃子にタバスコかけていたことをバカにしなくて良かったなァー!!!」と内心ほっとしたりしている。